発達障害の傾向がある方のプログラム

このプログラムは、発達障害の診断を受けている・もしくはその傾向があるといわれている方のために実施しています。
実施日程:月に1回、土曜日に実施しています。

詳しくはリワークデイケアたてばやしまでお問い合わせください。

プログラム内容

講義

発達障害とはどういうものか・どんな特性があるか・どんなことで困ることが多いかなど講義を聴き、話し合います。

運動

発達障害の方の中には、運動が苦手という方は多いです。脳の機能的な問題で体がうまく使えないこともあります。運動というのは、実は単純ではありません。ボールをキャッチするという動作一つとっても、目でボールを捉え、落下点を判断し、ボールの大きさに合わせて腕を動かすなどの複合的な動きが要求されます。運動に限らず、筆圧が極端に弱い、物を掴む力の加減がわからないなどの日常的な困難さも、脳と筋肉とがうまく連携していないことから生じている可能性があるのです。
運動プログラムは、脳と筋肉の感覚統合を促すものです。脳に刺激を与えることで、さまざまな感覚が正しく機能するようになります。
体を動かすことで筋肉など身体的な発達も促され、適切な筋肉がつくことで、猫背や姿勢の悪さが改善されます。
また、ストレス発散にも効果的です。さらに運動して体が適度に疲れることで、夜眠りやすくなるなど、生活リズムを改善する効果もあります。

認知機能訓練

「何かをしようとしても気が散ってしまい集中が困難になる」、「仕事で配布された資料の内容を覚えようとするものの記憶が悪い」、「言われた言葉を忘れてしまう」、「いくつかのことを同時に行うとき作業を効率よく進められない」など様々な形で日常生活の中で認められる「生活・仕事のしづらさ」と認知機能障害は密接に関連しています。認知機能を改善させ生活のしづらさをなるべく減らす努力は有効であり、認知機能リハビリテーションを積極的に行っていくことが大切と言えます。

コミュニケーショントレーニング

「コミュニケーションが苦手」「対人関係が苦手」という方は多いです。対人関係・言語的コミュニケーション・非言語的コミュニケーションという三つの点で困難が生じます。対人交流という点では、感情の分かち合いや双方向的な交流が苦手です。コミュニケーションは言語的にも、表情やしぐさなどの非言語的な面でも、不自然になりがちです。また、情報伝達手段としての「聞く」ということが苦手な人は、口頭の指示では内容が理解できないことがあるかもしれません。
自身の困難さの原因がどこにあるのかを理解し、対処していくことが大切です。
プログラムの中では、これらの対処をトレーニングします。

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